延長サヨナラで初戦突破~高校野球春季大会
本日帯広の森野球場で行われた、第52回春季北海道野球大会十勝支部予選の二回戦は、白樺学園が延長10回ツーアウトから木下亮輔選手(2年標茶中学校出身)が本塁打を放ち、帯広農業高校に3−2で、劇的なサヨナラ勝利を飾りました。おめでとうございます。
決勝本塁打を放ちホームインする木下選手、喜ぶ選手達。
*この試合の写真は全て本校教員OB 高倉裕一氏が撮影、提供してくださいました。
心より感謝申し上げます。
<続きに 記事と写真を掲載>
白樺学園は1点を追う9回裏、ワンアウトから常通選手(2年生 芽室中学校出身)がツーベースを放ち出塁すると、田口選手のバント内野安打でワンアウト1、3塁とした。次打者で先発の齊藤(2年)が初球をとらえた打球は、球足の速いショートゴロ。だれもがダブルプレーで試合終了と思った瞬間だったという。一塁に猛然とヘッドスライディングする齊藤選手。わずかに一塁手の足が離れ、判定はセーフ。9回裏ツーアウトにして初めて同点に追いついた瞬間だった。延長に入り10回裏、ツーアウトから、打者木下は、ホームラン性のファールを二本放つと、打ち直しのように打球は左中間スタンド中段へ飛んでいったという。ベンチを飛び出す選手達は、笑顔が一杯。劇的な勝利だが、薄い氷の上を歩くようなあぶない勝利だったようで、安堵する関係者も多かったという。勝利に感謝し、これからの一試合一試合を大切にかみしめて選手達は試合に挑んでいくことと確信している。そしてどこまでも勝ち上がっていってほしい。平日にも関わらず、多くの方が球場に足をはこんだと聞きます。応援ありがとうございました。これからもあたたかい応援よろしくお願い致します。(球場に足を運べませんでしたが、取材し書かせていただきました。荘司)
好守で長打を防いだ柳沢選手
9回ツーベースでチャンスメークした常通選手
延長10回 木下選手がさよならホームランを放つ
10イニング完投した齊藤投手
木下選手や先発の齊藤選手について、亀田コーチに聞いてみると、「今日の結果では不満、まだまだ伸びる選手。」と語った。
*木下選手は、一年次花巻東との練習試合で大谷翔平投手から4安打を放っている。