強気・恩返し・想い〜ありがとう〜
8回表ツーアウトで1点リード。あとアウト4つで甲子園。
「がんばれ!」の声がスタンドから飛びかっていた。
力投を続ける背番号1。
次打者の放った打球はレフトフェンスを越えて行く。同点本塁打。
9回を無失点で抑える。
10回、先頭打者の打球もレフトフェンス際へ。
これが本塁打となりこの日初めてリードを許した。
滝川西 000 001 010 1 | 3
白樺学園 001 001 000 0 | 2
今日は試合後初めての、そして夏休み前の最後の登校日だった。
この夏の初球の投球前も帽子のつばをみてから、笑顔で投球をはじめた背番号1の牧野君。
今日「書いてある言葉は?」と聞いた。
「強気、恩返し、想い、です。」と笑顔で答えてくれた。
甲子園に行かせてあげたかったという想いが込み上げるのは私だけではない。
試合を見た方の中には「感動しました」と学校にわざわざ伝えてくれた方もいるという。
全校応援に参加した生徒達に感想をきいた。
「感動をありがとう」
「最後まで諦めない気持ちを教えてくれてありがとう!」
「甲子園に行けなかったけど3年間で1番良い試合で自分史上最高の夏になりました。ありがとうございました!」
「とても感動しました。(北大会4試合とも)どの試合も全力で応援できてよかった。」
「撮らせてくれてありがとう!」
など。「ありがとう」という想いにあふれていた。(荘司)