夏の1勝に感動〜野球部甲子園へ第一歩・全校応援と共に〜
十勝の高校球児達が第99回の夏の甲子園へ出場を目指す、夏の高校野球十勝支部予選で、本日28日の第一試合で白樺学園は池田高校と対戦、7−0(八回大会規定)で勝利し、甲子園へ向けて大切な一歩を全校生徒ともに踏み出した。なお次の試合は、7月1日土曜日第一試合(代表決定戦)で、対戦相手は帯広柏葉高校。(荘司)
八回裏 代打で登場の赤根がレフトーバーのヒットを放ち、ランナーが生還し7点差(7回以降7点差の大会規定)となり大切な夏の1勝を決めた。
全校応援の生徒達にとっては「サヨナラ勝ち」がごとく、感動をもたらす一打だった。
池田高校 000 000 00 0
白樺学園 002 021 11X 7
投手:佐藤翔也 捕手:阿部 三塁打:小笠原(7回) 二塁打:阿部(3回)、牧(5回)
<1回>
夏の第一球を投じる佐藤(翔)投手
佐藤(翔)は見事なピッチングで、8回を完封した。
この写真の提供:写真部 K.Nakasyo
*3年生写真部員にとっても最後の夏なのです。顧問(荘司)が「1800枚」撮ったのに対し、写真部長は2200枚。野球への情熱と若さを感じます。なので可能な限り、毎試合生徒が撮った写真も掲載していきます。
この写真について顧問が補足します。何気ない1球に見えるかもしれませんが、マウンドとキャッチャーの間の足跡を見てください。これは、投球練習直後に、捕手が投手のところへ行き、言葉をかけて、帰ってきた足跡です。グラウンド整備直後のキレイなグラウンドにだけ着く足跡がくっきりと写っています。負ければ終わりの夏の大会で、開幕試合の先発をまかされた投手にとってはこれ以上記念となる写真はないかもしれません。試合開始に間に合わせるために、写真部長は選手の入り時間を確認した上で、生徒引率の顧問より早くにグラウンド入りを自らしていました。だからこれは貴重な1枚なのです。選手同様「最高の夏」にしたいですね。
<1回>先発の佐藤翔陽は、先頭打者に内野安打出塁を許すも後続を断ち、1回を無失点。攻撃では二つの四球を選んだが、無得点だった。
<2回>佐藤(翔)がチーム初安打を放つ。二死一、二塁とせめたが無得点。
<3回>表の守備を三者凡退におさえたのち、裏に入ると、先頭の阿部が左翼線二塁打を放つ。続く池田のライト前ヒットで阿部が生還、先制に成功。無死二、三塁から棚橋の犠飛で一点を追加し2−0に。
<4回>好守備もあり無失点。
好捕でヒットを防ぐ小笠原選手
<5回>吹奏楽部の力強い演奏が続きます。
表の守備を三者凡退におさえたのち、相手エラーと、牧の二塁打で無死二、三塁の場面。棚橋の中前打で二人が還り、4−0。
<6回>三者凡退におさえた後、西村が左前打で出塁。阿部の右前打等で一死満塁で、牧の犠飛で一人が生還し5−0
<7回>先頭打者をエラーで出塁を許し、四球、ヒット等で一死満塁も内野ゴロ併殺で失点の機会を切り抜け無失点。
8回を一人で投げ抜き、無失点の好投の佐藤翔也投手
裏の攻撃では先頭の小笠原が右越えの三塁打。送球エラーもあり、打者走者の小笠原が生還。
<8回>裏の攻撃、先頭の池田がヒットで出塁。犠打、四球等で二死一、三塁。代打赤根がレフトーバーのヒットで池田が生還し、試合終了。
応援リーダーのみなさんお疲れさまでした。
同じ動作の繰り返しは、「インナーマッスルにくる」のだそうです。
同様に吹奏楽部の皆さん、そしてあたたかく、大きな声援を送った生徒の皆さんもお疲れさまでした。
勝利の後、疲れている中ですが、さわやかな笑顔でこたえてくれました。
生徒の感想を聞いてみました。
「大きな声援を送り、楽しかった。」
「暑かった。感動した試合でした。」
「最後のヒットが良かった。感動した。」
選手、保護者、全校生徒、応援してくださる関係者の皆さん、
「じぶん史上、最高の夏」(第99回夏の甲子園キャッチフレーズ)にしましょう!