【総合コース】SDGs特別講座「フェアトレードに関する理解」が行われました。【日本工学院北海道専門学校高専連携事業】

7月21日(木)本校講堂にて、1年生総合コースの生徒を対象にSDGs特別講座「フェアトレードに関する理解」が行われました。(記事:福井)
SDGs特別講座「フェアトレードに関する理解」の講師として、日本工学院北海道専門学校・公務員学科の教員である仙名伸行先生に来ていただき、講演を行っていただきました。
仙名伸行先生はフェアトレードの普及に尽力されており、苫小牧市でフェアトレードタウンを目指す推進組織「フェアトレードがつなぐ未来 ダブルポートとまこまい」の事務局長としても活動していたり、フェアトレードに関する論文「フェアトレード製品取扱店の販売行動と販売意識に関する研究」も執筆されています。

また、本校と日本工学院北海道専門学校は高専連携協定を締結しており、今年度初めての高専連携事業となりました。

1年生総合コースの生徒は、JICA北海道(帯広)訪問や日本が達成していないSDGs目標についてのポスターセッションを5月・6月に実施して以来のSDGs理解教育行事となりました。SDGs目標達成について興味を持つ生徒も増えてきています。

初めに、白樺学園高校総合コースの生徒のフェアトレードの認知度についてのお話からスタートしました。
「フェアトレードに関する理解」実施の数日前に、仙名伸行先生から、フェアトレードに関するアンケート調査を依頼されていました。
アンケートの内容は白樺学園高校の生徒のフェアトレードに対する知名度・認知度の調査でした。
調査によると、白樺学園高校1年生総合コースの生徒のフェアトレードの認知度は一般の認知度と比較して、高い数値となっており、生徒たちもこの結果に驚いていました。

次にフェアトレードについて具体的に説明していただきました。
フェアトレードと最も関係の深い言葉が「貧困」「環境」であることやWFTO・FIなどのフェアトレードマークについて学習しました。
生徒はフェアトレードマークのついた商品は帯広でも購入することができることを知り、よりフェアトレード商品について興味を持ったようです。

環境や社会の影響にも配慮して商品やサービスを選択するグリーン購入
環境や社会的公正に配慮し、倫理的に正しい消費をするエシカル消費についても学びました。
「地産地消」がグリーン購入やエシカル消費につながることを認識することができ、より一層SDGsについての理解が深まったようです。

これらの活動について、町全体で力を入れている壮瞥町の実践事例に基づき、
芽室町、白樺学園としてフェアトレード・地産地消について何かできないかと考えました。
そしてフェアトレード・地産地消を促進できる「白樺学園高校スイーツ」をグループで考え、発表しました。

グループの中には「芽室町の甜菜製糖とフェアトレードのカカオを使ったチョコレートケーキ」のような案が出ていました。

 

講座の最後には、日本工学院北海道専門学校の金子健二さんより、日本工学院北海道専門学校の説明と、
「どんな進路を選びますか?」というタイトルで進路学習についての講演をしていただきました。
1年生総合コースの生徒にとって進路を考える貴重な機会となりました。

 

感想
・中学生のときに「フェアトレード」という言葉を聞いたことがあったのですが、うっすらとしか聞いたことがなかったので今回詳しく知ることができて良かったです。
・白樺スイーツを考えて、フェアトレードに興味が湧きました。みんなで案を出したり発表したりするのが楽しかったです。
・フェアトレードの商品は近所のスーパーマーケットで手に入るのがとても驚きました。グリーン購入やエシカル消費は自分にもできると思うので、心がけようと思いました!
・白樺学園生として、フェアトレードについて、少しでも力になれることがあればやりたいと思った。
・進路の話では「やりたいことを全力でやり続ける」という言葉がとても印象に残った。

 

フェアトレードはSDGsのメッセンジャー!
白樺学園高校のみなさん、これからもSDGsやフェアトレードについての理解を深めていきましょうね。