演奏楽しむ大切さ実感〜吹奏楽部スプリングコンサート

白樺学園高校吹奏楽部のスプリングコンサートが4月3日、芽室町中央公民館で行われた。新2,3年生13名が練習の成果を披露。保護者、教職員を中心に約50名が来場し、コンサートを楽しんだ。(荘司)

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髙橋部長:「曲は3年生が選びました。このメンバーで初めてということもあり、緊張しました。練習の時ほど上手に演奏することはできなかったですが、とくに最後は楽しく演奏できたと思います。」

 

山本先生(吹奏楽部顧問):「4年前にはじめた春コン。コロナ禍でどこまで案内するか最後まで迷いましたが、十分なソーシャルディスタンンシングを保った中、コンサートを実施できてホッとしました。観客を前に生徒が日頃の練習の成果を披露できたことで、今後の大切な課題が見つけられて本当に良かったと思います。それは、アンコールの曲でハプニングが起きた時に、それを奏者全員がミスとしてではなく、プラスに捉えて非常に明るく楽しい音楽が生まれたことです。私も、しばらく感じることのなかった満足感・幸福感がありました。翌日、ビデオで演奏会を振り返った際、どこが一番楽しかったか、印象に残ったかを部員達に聞くと、このアンコール曲の時だといいました。そして、これまでで一番、二番の出来の演奏を部員と見て、素晴らしいと感じる演奏はどこが良いか考えてもらいました。上手とか統一感があるとかも大事だけれど、うちの素晴らしかった演奏は、どのような場面であっても、奏者が楽しんでいるということ、それに尽きます。あの間違いのおかげで、私も忘れていた大切なことを思い出せて、それを生徒と共有することができたんです。よい演奏会になりました。」

 

嶋野校長:「この一年は、コロナ渦のため全道大会につながる大会もなく、野球の全校応援もない中で、活躍の機会が少なくなったこと残念でした。吹奏楽部員とはこれまで野球場ではいつも近いところで一緒にいて演奏を聴いてきたので、特に演奏機会を失ってきたことを考えたり、日頃の練習のことを考えたりしながら、今回の演奏を近いところで聴かせてもらいました。どのメンバーも一所懸命に演奏している姿をみると、感動して目頭が熱くなりました。今年も大会がどうなっていくのか未確定ですが、吹奏楽部を応援したい。良い演奏が聴けて、見られて本当に良かった。」

 

福永先生(吹奏楽部顧問):「良い演奏には、全身から躍動感というか音楽愛みたいなものがあふれてきます。生徒達とかつての演奏を見た時にそれを感じました。私も指揮者として体をつかって表現できるようになりたいと思いました。」

 

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◇今回の演奏曲

 

一曲目 

【管打8重奏】

Ode to joy「歓喜の唄」 (交響曲第9番第4楽章より) 作曲:L・V・ベートーヴェン

Tp 中村愛花 Tp 高田永遠 A.Sax 福田彩香 Tb 伊東優花 Tb 織田穂佳 B.Tb 藤本昂太 Euph 青木愛凛 Per 髙橋玲花

 

二曲目

【管楽5重奏】 

さくらのうた~フレキシブル・アンサンブルのための

Fl 荒穂乃佳 Cl 菅楓愛 A.Sax 松木天音 Fg 清水愛結 Hr 酒井夢来

 

三曲目 

バレエ音楽「青銅の騎士」より 

作曲:R・グリエール 編曲:髙橋 宏樹

 

四曲目:

いくぞ!バイキンマン -Brass Rock- 作曲:いずみ たく 編曲:郷間 幹男

 

五曲目

The Best Songs Collection 2020 作曲:本澤 なおゆき

 

六曲目

SING,SING,SING 作曲:L・プリマ 編曲:小島 里美