河村選手が後輩にエール 活躍誓う
20日、千葉ロッテからドラフト4位指名された本校卒業生の河村説人さん(星槎道都大学4年)が本校を訪れ指名の報告と後輩へのエールを送った。(荘司)
また河村選手は24日、同球団と無事仮契約をかわし、事実上入団が決まった。
嶋野校長「私を初めて甲子園に連れて行ってくれた投手の一人。当時高校生でもこんなにすごいフォークボールを投げるのかと驚いた。初めてのプロ選手が誕生することに喜びを感じています。」
来校時に、独自のインタビューに答えていただいたので掲載します。
ー白樺生のみんなへのメッセージをお願いします
「テレビでうつれるようがんばります。その姿を見てみんなに力を与えられればと思っています。人生の中で心一つにみんなで同じ目標を持って取り組めるときは高校時代が最後になると思うので、クラブ活動や行事、勉強など一つの目標に向かって頑張って欲しい。」
ー白樺学園を進路先として選んだ理由はなんですか。
「白樺学園に体験に訪れた時に、明るい雰囲気で練習もしっかりやっていて、寮もきれいでトレーニング設備もあって、そういったこともありましたが、何より、自分はここでやるんだな、と感じたことです。濃い3年間でした。」
ー奥泉先生(現教頭)のクラスだったと聞きましたが、思い出は。
「最後の夏の大会前、実は怪我をしていて悩んでいたときに、陸上部顧問でもある奥泉先生が、一流の選手はしっかり休むことができる。中途半端にやるのは二流。と言われた言葉が心に響いたのを覚えていて今でも大切にしています。当時(それもあって)支部予選は全部中野(当時のダブルエースの一人)に任せることにしました。おかげで北大会では登板でき優勝できました。」
ー河村投手を見た生徒達が、どうしたらそんなに大きく(身長:192センチ)なれるのですか?と聞きたがってましたが。
「小学校の頃から170あって、ずっと背が高いまま来ました。親戚が結構大きい人が多いです。ありがたいことです。」
ープロ一年目の目標はなんですか
「登板した時に抑えられるよう準備したい。球速をプラス5キロあげたいです。」
ー高校時代と比べて、覚えた球種や変わった点などありますか。
「球種で言うと、真っ直ぐに近い速さの変化球としてカットボールを増やしました。体もさらに大きく、パワーがついて行ったので、その過程ではコントロールをつけるのが苦労しましたが、マウンドで冷静なピッチングができるようになったことです。」
ー指名された球団で、野球ゲームをしたりすることはありますか。自分自身がその中に登録されていくこと楽しみですか。
「実は指名の後は、その球団で結構やってます。投手や捕手で同い年の選手がいたりもして楽しみです。ゲームとはいえ選手の力が査定されているので、(参考程度ですが)選手の特徴を知ることができたと思います。自分自身がどうなるのかも楽しみです。」
ー最後に芽室、帯広、鵡川や北海道の皆さんにメッセージをお願いします
北海道には球団がありますので、そちらが注目が高いと思いますが、ぜひ千葉にも目を向けてもらえれば嬉しいです。テレビで見てもらえるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。
河村さん忙しい中取材に協力いただきありがとうございました。(荘司)
恩師(クラス担任)奥泉教頭の話
「普通の高校生でひょうひょうとして悩んでいるようには見えなかったが、野球に向き合う姿勢はとても強かったと思う。クラスメートでライバルの中野(投手)が活躍する姿に焦りも感じていたと思う。怪我のことを治すことの大切さについてアドバイスを送ったことを覚えています。今回は、手足が長いことは本当に武器になるから、怪我しないで頑張れとエールを送った。」
戸出監督と(写真:奥泉先生提供)
戸出監督「毎日みんなホームベースに集まり、心一つに頑張ったことを覚えている。」
業天主将は「おめでとうございます。1日でも早くテレビで見られることを楽しみにしています」と伝え、花束を送った。
亀田部長の話
私が河村君を初めて見たのは私が高時代むかわで現役の時だった。河村くんは小学生低学年くらいだったはず。当時から大きくて凄い有望選手がいると噂だった。中学の時は身長もそうだがあの身体で内野手を守れるくらい動きが良く器用でした。高校2年生の冬にとにかく身体作りをし、食事も大谷選手を参考に意欲的に取り組んだ成果が今に繋がっていると思う。むかわ町に明るい話題でとても嬉しく思う。