劇的サヨナラ勝利〜延長10回山口サヨナラ弾で二回戦へ
30日札幌市円山球場で行われた第71回秋季北海道高等学校野球大会(新人戦)の一回戦で、白樺学園は延長10回、4番山口のサヨナラ本塁打で勝利し、二回戦進出を決めました。おめでとうございます。(荘司)
10回無死、満塁弾
札幌光星 100 011 000 0 3
白樺学園 100 001 100 1× 4
投手ー捕手:笹森、桑村(6回)ー業天
本塁打:山口(10回)
二塁打:宮浦(3回)
◇投手
笹村 5回7安打2三振1四死球1自責点
桑村 5回4安打3三振2四死球0自責点
◇トータル
<白樺学園>
打者40 打数34 安打9 打点3 三振4 四死球4 犠打2 盗塁1 併殺1 残塁9 失点3 ※併殺は相手チームから併殺打に打ち取った数
◇得点について
1点目:1回 二死三塁 打者山口時 ワイルドピッチで奥村生還(四球出塁、二盗、内野ゴロ間三進)
2点目:6回 二死二塁 大和センター前ヒットで松尾生還(四球出塁、暴投で二進)
3点目:7回 一死一、三塁 久保センターへの犠牲フライで桑村生還(安打出塁、宮浦犠打、奥村安打で三進)
4点目:10回 無死 山口 本塁打(左中間〜センターよりフェンス越え)
先発:クオリティースタート、ゲームメークした背番号1笹森投手
この秋公式戦初登板の第一球
劣勢の中、好リリーフの桑村投手
値千金の同点打の久保選手 7回 一死一、三塁で中犠飛を放つ。
「(感動して)泣きそうだ」と応援の三年生
「これがあるからやめられない。涙がでそう。感動した。」と校長。
試合開始前、恒例の檄文を読み上げる嶋野校長。
<1回から>
1点目のホームイン
この日サヨナラ本塁打を放った山口の第一打席
センターフライだったが、打球はフェンスの1m程手前まで飛んだ。
*第四打席は引きの写真(掲載済み)でした。今度こそ、感動の一打を寄りで捉えたいです。(悔しいです)
<二回から>
二死から連続ヒットを浴びたが、ライト山口からの見事な送球でランナーを三塁で刺しチェンジ。
三塁手は大和主将
チーム初ヒットとなるセンター前ヒットを放つ大和主将
送球(エラー)で二塁へ到達する
<三回から>
守備:3つのアウト全て二塁ゴロを処理した宮浦選手。
先頭の宮浦がレフトオーバーの二塁打を放つ
しかし、この回は無得点。
<4回から>
好投の投手陣を支える1年生捕手の業天選手が二死からセンター前ヒットを放ち出塁する。
<5回から>
一点を失った後、二死走者なしの場面。センターへ大きな当たりに必死に背走するセンター好守の奥村。三塁打となったが、選手達はこれが捕れるよう日々練習を重ねている。好守の影にものすごい量と質の練習がある。がんばれ。
<6回>
テンポの良いピッチングでゲームを作った笹森投手に代わって桑村投手が登板。
秋季全道での初球を投じる桑村投手。
内野への強襲ヒットを処理する間に無死二塁のピンチを迎えた。(記録は野選)。次打者にライト前ヒットを打たれ、無死一、三塁となる。しかし、ここから地区から今大会自責点0男の桑村投手が真骨頂を発揮。次打者をショートゴロ併殺に打ち取った。(ちなみに、三塁ランナーは生還したものの野選進塁のランナーのため自責点0のまま。)その次の打者をレフトフライに抑え、ピンチを広げず最小失点でおえるナイスピッチング。結局この後最後まで追加点を許さなかったことが、同点、サヨナラへとつなげた。
6−4−3の併殺に打ち取る。
6回 1−3と劣勢の中、二死から松尾が四球で出塁すると、ワイルドピッチでスコアリングポジションの二塁へ。二死から得た祈祷なャンスにバッターは主将の大和。
打球はセンター前へ
松尾がホームへ
二死ランナーなしから得点し、1点差につめよった。
<7回から>
この回二塁をふませず無失点。タイムリーを放った大和主将は二つのサードゴロをがっちりと補給処理していた。
7回・攻撃
リリーフ登板の桑村が初打席でライト前ヒットで出塁。無死での出塁で自らチャンスメークに成功。
次打者宮浦、大事な場面での送りバントに成功。
一死一塁で奥村がきれいにレフト前へ運び一、三塁。
1点差を追いかけ、無死一、三塁の場面で久保がセンターへ運び、桑村が生還し、ついに同点となる。6回表までに9安打され劣勢の展開も、二死からのねばりもあり、7回までの6安打で3点を奪い、ついに3−3の同点とした。
同点のホームを踏む桑村選手。
<8回から>
同点に追いつき、おせおせムードの中二死から粘りを見せた。
業天選手マルチヒットとなる内野安打。続く桑村投手はこの打席もヒットで放ち二死、一、二塁と、勝ち越しのチャンスを作った。
<10回>
試合は延長戦に入った。12回終了で同点の場合は、今年から導入になった「タイブレーク」(13回から無死一、二塁で始める方式)を行うことがアナウンスされた。
10回表、桑村投手は二死からヒットを許したが、二塁を踏ませず、自責0を継続。勝利への執念を見せた。
10回裏、ベンチ前でエンジンを組む選手達に監督が指示を伝えていた。先頭打者の山口は、前の打席ではヒットにこそならなかったが、セカンドライナー。練習での姿を知る自軍応援席からは、4番に本塁打の期待の声と大きな大きな声援。
練習の成果である力強いスイングから放たれた大きな打球は、左中間方向へ高く飛んで、フェンスを越えていった。
劇的なサヨナラホームラン。ベンチから飛び出す選手達は優勝したような喜び方で4番を出迎えていた。
一戦毎、貴重な成長の機会となる全道大会。貴重なきちょうな一勝をあげた。最後まで勝利を信じてプレー。仲間を信じて応援して行きましょう。見られなかった多くの生徒のみなさんにも少しでも伝われば幸いです。可能性を信じて、がんばれ。白樺学園。
明後日は、後期がスタート。基礎学力テスト、金曜日は英語検定(1年生は全員受験)、その後漢字検定もあります。合格目差して頑張りましょう。予定チェックはHPの行事予定も参考にしてください。