テーマは「突破」の「カタリ場」白樺学園で初実施
13日、5,6時間目本校1年生(135名在籍)を対象に、進路や悩みについて、学生などの若者が対話型のワークショプを実施しながら、人生のきっかけを作り出す「動機付けキャリア学習プログラム」である「カタリ場」(NPO法人いきたす カタリバ北海道主催)が行われました。(荘司)
写真には写っていませんがBGMが流れています。すべてスタッフの学生さんが選曲したとのこと。
テンポのよい曲からゆっくりな曲へ・・・。「選曲も工夫しています」とのこと。
話をこうして聴くときは音楽はストップ。生徒たちは「食い入る表情」とはこういうこと!という表情でした。
(企画の性質上あまり近づかないようにしました。)
「内発的動機を喚起するための授業で心理学に基づいています。なかなか言葉での説明は難しいので、一度見て、聴いてもらいたい。」というのは、代表理事の江口彰さん。
スタッフは全員大学生、大学院生、専門学校生で、タテやヨコでなく、ななめの関係なのが大切なのだという。
スタッフはボランティアで札幌の12の学校から45名が参加した。今回初めて行った「話し手役」のスタッフは、準備に2〜3ヶ月を要したという。内容や展開、言葉や表現、ジェスチャーなどを先輩スタッフと協力して何度もミーティングし準備をすすめるのだという。
話し手の学生たちは、おのおのが経験した挫折やあきらめた後悔、とそれを突破した気持ちを等を、おのおのが準備したフリップをめくりながら、ジェスチャーをまじえて熱意をもって伝えていた。
生徒の声より
「将来のことを考えるよいきっかけになりました。」
「貴重な経験がきけて、将来を考えるよいきっかけになったと思う。」
「いろいろあきらめてきたけど、今度はあきらめないぞ!と思った。」
「いろんな考えた方や生き方があるということに気がつきました。」
芽室町議会の議員さんの声(5名の方が見学くださいました。ありがとうございました。)
「カタリ場を経験した高校生たちが将来大学に行って、今度はスタッフになってもどってきてくれたら良いなと思いました。次の世代をどう育てるかというのが私たちの使命なので、興味を持ってきかせていただきました。」
代表江口彰さん
「社会の65%が自己肯定感が低く自信を持てずにいて、世の中が閉塞的だが、それをどう転換させるか考えています。どんな環境で生まれ、育ったとしても、社会でやれる自信を持ってもらいたいし、そういったことが可能な社会を作りたい。カタリ場を経験した生徒やスタッフがそういった社会をつくる担い手になってくれることを期待して頑張っています。興味のある人に一度ぜひ見てもらいたいです。」
年にカタリバは北海道だけで20〜30回行われているという。十勝管内では士幌・上士幌での実施があったという。道内の道立高では8年連続8回目の実施を行った学校もある。
奥泉教頭先生
「親御さんから、子供が楽しかったと言っていると声が届き嬉しかった。内容的にもとても良かったと思う。参加の大学生が上手に子供たちの心をリラックスさせて楽しくやりとりができているように見えました。」
たくさんの時間をかけて準備してくださったカタリバのみなさんに感謝ですね。参加の一年生のみなさん、貴重なきっかけをいただきましたね。いただいた約束カードも大切にしましょう。(荘司)