野球部 完封リレーで1点守る〜4年連続17度目北北海道大会出場決める
第99回夏の甲子園へとつながる、高校野球十勝支部予選の最終日、Aブロック代表決定戦で白樺学園は帯広柏葉高校を1−0で下し、4年連続17度目の北北海道大会出場を決めました。おめでとうございます。(荘司)
閉会式で代表旗を持ちダイヤモンド一周をする白樺ナイン
白樺学園 000 010 000 1
帯広柏葉 000 000 000 0
投手:佐藤翔ー宮本(5回)捕手:阿部
二塁打:久保(6回)
「輝跡」と書かれたもの、これはマネージャー制作の「千羽鶴」です。
(千羽をかなり越えていると思われます)
全校応援のスタンドにかざれれていました。
折り紙の色をかえて、勝利を祈願して文字を作るというのが伝統になってきています。
今年は必ず北大会へ持って行きましょう。
代表決定戦は3試合とも白熱した接戦。閉会式は17時40分頃から行われました。
閉会式で整列する選手たち
7月21日の北大会閉会式では、一人一人の胸にきっと金色のメダルが輝きます。
楽しみですね。
<1回表>二連続三振を喫して、三番池田がチーム初ヒットを放ち出塁する。
試合開始後初の打球がレフト前へ。
グラウンド上には足跡がくっきりと浮かぶ。
しかし、相手投手の非常に上手な牽制でアウトに。
<1回裏>
投球練習後、キャッチャーとの打ち合わせも終わりマウンドに一人。
帽子をとり、グラブを抱え、投球時同様に握られたボールを見つめる。
ボールに願いをこめているかのように見える。
最後に掲載した写真部員が撮った写真も見てください。
初回、ヒット、犠打、四球、で一死一、二塁。偽投(ボーク)もあり、二死二、三塁のピンチを招くも粘投。内野ゴロで無失点におさえた。
決勝の先発を任された佐藤翔投手が第1球を投じる。
この試合佐藤翔は2度の二死二、三塁のピンチを切り抜け、4回を無失点におさえた。
<二回表>
この試合二回目のピックオフ(牽制死)もあり、チャンス広がらず、無得点。
<二回裏>
四球、ヒット、犠打で一死、二、三塁のピンチ。応援のボルテージもあがり、球場は相手校の押せ押せムードの中、後続を断ち無失点で切り抜けた。
<三回表>
この回三者凡退。相手投手の好投が光る。相手とは対照的で白樺は二塁を踏むことすらできぬまま三回を終えた。
<三回裏>
打者四人、被安打1もはじめて二塁を踏ませず、無失点に抑えた。
<四回表>
先頭打者の佐藤槙は四球を勝ち取り出塁に成功。続く阿部がセンター前で無死一、三塁とチャンスを広げた。続く池田の内野ゴロ併殺打の間に佐藤槙が生還。これがこの試合唯一の得点となった。
際どい球をカットする、佐藤槙選手。この出塁がこの試合唯一の得点を呼んだ。
センター前ヒットを放つ阿部主将。この一本がランナーをサードまで送り、試合上最も価値あるヒットとなった。
勝負をわけた好走塁の瞬間です。
<四回裏>
二死二塁で一打同点の場面も、内野ゴロに打ち取り無失点。佐藤翔は4回を4安打2四球無失点。
<五回表>相手エラーで先頭打者が出塁。二盗に成功無死二塁としたが、三塁に送れず。相手右投手は140キロ前後の速球や切れの良い変化球に加え、見事な牽制。この回三度目のピックオフでチェンジ。
<五回裏>
宮本が登板。内野ゴロ、センター前ヒット、併殺打で無失点。守備陣も頑張ります。
<六回表>
先頭の久保がこの試合唯一の長打となる右中間二塁打で出塁。西村の犠打で一死三塁としたが、後続で一点がとれず無得点。
*写真部員他写真に興味のある人へ
次のコマを載せておきます。連射が早いカメラでも二枚目にはもうボールはありません。ボールをバットに近づけるには、一回目のシャッターでタイミングをあわせています。新聞などでバットにボールが接近した写真を見ますが、あれはカメラマンの技量といえるでしょう。しかし、ボールの速度、バットスピード、インコースかアウトコースかによってもボールがバットにコンタクトするタイミングが違いますから、偶然性も相当あるわけです。高性能カメラだと撮れるというのは誤解なので、自分のカメラのタイミングをつかんでみてください。バッターの動きを見て撮るケースもありますが、これはボールを肉眼で見てみてシャッターを切りました。(写真部顧問荘司)
<六回裏>
先頭打者に安打で出塁を許す。犠打で一死二塁と一打同点の場面だったが、後続を断ち無失点で切り抜ける。
<七回表>
相手投手の好投が続く。この回打者三人で攻撃を終える。
<七回裏>
二死から四球で出塁を許すが、牽制で刺し無失点。
<八回表>
先頭の小笠原が四球で出塁。宮本の犠打で一死二塁とスコアリングポジションにランナーを送った。三盗成功するもあと一本が出ず、無得点。
<八回裏>
打者三人無失点に抑え、リードを守った。
<九回表>
ワンアウトから池田が死球で出塁。内野ゴロで二死二塁。
棚橋の放った打球がライナーでレフトライン際へ飛んでいく、長打コース。
初のタイムリーヒットかと思われたが、惜しくもラインの外。
追加点はならなかった。
<九回裏>
先頭打者の当たりを内野手がうまく回り込んで追いつくもエラーとなり出塁を許す。
犠打で二塁にランナーが進む。しかし後続を投手ゴロで抑えツーアウト。
宮本投手がこの試合最後の1球を投じる。
外野フライで抑えゲームセット。
5回からリリーフし、三塁を踏ませることなく、2安打無失点におさえた。
打線が好投手の前にわずか3安打に抑えられたが、1回、2回の二死二、三塁のピンチや、3,4,6,9回に各々得点圏にランナーを進められながらも、佐藤翔、宮本の二人の投手を中心に守りで無得点に抑えた白樺学園が、4回に併殺の間に得た1点を大切に守りきり勝利した。
ひきしまった試合に、「ナイスゲーム」の声。応援リーダーの3年生小林君も「全校生徒の応援が選手たちに届いて力になっていると感じた良い試合だった。暑くて辛かったが、次もみんなと一緒に頑張りたい。」と嬉しそうだった。
吹奏楽部の皆さん、生徒のみなさんご苦労様でした。保護者、応援、観戦をしてくださったみなさんありがとうございました。
次は甲子園を目指して旭川での北北海道となります。(抽選は7月7日です。)
これからもあたたかい応援よろしくお願いします。
応援も10人目の選手が如く力になります。チーム白樺、全員で甲子園出場を勝ち取りましょう!
拙い写真、文書ですが、最後までお読みくださりありがとうございます。(荘司)
<写真部の写真>部員が撮った写真を以下に掲載します。今回の撮影は全て、部長(K.Nakasyo)さんです。
私の方では画質、トリミングも行っていません。最後のグラブの写真は、試合前のキャッチボールを前に、持ち主の選手が先生に呼ばれ話をする際に置いていったときのもの。この試合先発した選手のものです。グラブの中に選手は大切なものをしたためています。マウンドでも一人じゃなく、一緒に投げていたんですね。