野球部 秋季10年連続13回目の十勝代表決める 工藤が先頭打者本塁打 中野6回を完封
秋季北海道高等学校野球大会の十勝支部予選Bブロックの決勝が行なわれました。白樺学園は13ー0(6回コールド)で帯広緑陽高校を下し、10年連続13回目の全道大会出場を決めました。おめでとうございます。
白樺学園 107 104 13
帯広緑陽 000 000 0
投手:中野(6回 被安打4 奪三振5 四球2 失点0) 捕手:川波
本塁打:工藤(1回:先頭打者・1球目) 三塁打:川波(3回)、矢尾板(3回) 二塁打:池田(1回)、工藤(3回)
1回、先頭打者の工藤が初球を左中間スタンドへ本塁打を放つ。この日工藤は4安打した。
1回表
先頭打者の工藤が初球を本塁打。白樺学園は今大会初めての先攻で幸先良く先制に成功。最速140キロを越える両投手による投手戦が予想された中、「青天の霹靂(へきれき)」のような本塁打に白樺ベンチ、スタンドは多いに沸いた。
この回池田の二塁打でスコアリングポジションにランナーを置くも、追加得点はならなかった。
1回裏
先発の中野。先頭打者にヒット、盗塁を許し、ノーアウト二塁のピンチをむかえた。
三振、内野ゴロでツーアウト三塁となる。
四番を四球で出塁を許すも、五人目の打者を投手ゴロに打ち取り、無失点で切り抜け先制点を守った。
背番号「1」中野投手が第1球を投じる。
2回表
白樺学園は三者凡退に抑えられる。
2回裏
1アウトからヒットを許すが、飛び出したランナーを落ち着いて刺し、この回は3人で終える。
2回を終了し1−0。試合の行方はわからない。
3回表
第2打席を迎えた工藤が、投手後方へフライを打ち上げてしまうが、幸運にもこれが二塁打となる。
(これを機にこの回7点が入ることとなる。)
次打者金子のバントはショートへ(記録は内野安打)。一塁への送球がそれ二塁ランナーの工藤が生還。貴重な2点目が入る。
次打者の池田の内野ゴロでランナーが3塁背進む。ワンアウト3塁で4番河瀬。
レフト前へタイムリーヒットを放つ。3点目(この回2得点目)が入る。
その後内野安打や失策、四球などでワンアウト一、三塁。
川波がライトオーバーの三塁打を放ち2点が入る。
次打者がスクイズ。
フォアボールでツーアウト一、二塁。
9番矢尾板がライトオーバーの3塁打を放ち走者一掃。2点を追加。
この試合打撃フォームを調整して挑んだという。
第1打席で三塁打を放った矢尾板選手はこの日3安打する。
ツーアウトながら三塁。
1番工藤が内野安打で貴重な1点を追加。この回7点目(合計8点目)が入る。
3回裏 中野投手は自ら牽制でランナーをアウトにするなど、打者三人、無失点。
4回表
ツーアウト二塁から、川波が打った打球はショートすぐ横をギリギリ越えてレフト前へ。タイムリーヒットとなる。
5回は無得点 (5回終了時9−0)
*コールドゲームの規定 5回(6回)終了時に10点差がついた場合。7回(8回)終了時に7点差がついた場合。
野球は何がおこるかわからない。だから勝機があればのがさないことが重要なので点差が開いても盗塁、スクイズをします。
6回
先頭の池田がレフト前ヒットで出塁。(スタンドで応援を撮影のため写真がありません。先頭打者の出塁はとても重要なのですが載せられません。)
その頃スタンドは、野球部員とその保護者、吹奏楽部員、チアリーディング部員、練習を終えて集まったサッカー部員、学校関係者などが集まった。決勝に進んだ4校のうち3校で吹奏楽部が参加するなど、夏を彷彿させる応援が繰り広げられました。また十勝支部の決勝は地元のケーブルテレビOCTVで中継されました。ありがたいことです。そして十勝の野球人気はとても高いです。
1アウト2塁。加藤がセンター前へタイムリーヒットを放つ。
二塁ランナーの池田が本塁へ好走。
試合上重要な意味を持つ10得点目となる。
次打者川波が相手エラーで出塁。ワンアウト一、二塁で
川村がセンター前へタイムリーヒットを放つ。
さらに勝利に近づく、うれしい追加点。
投手の暴投でさらに1点が入る。(12点目)
1アウト3塁から、スクイズが成功。
このイニングで試合を決定づけるために重要な1点。
1番工藤はこの日4本目のヒットを放つ。
三遊間(サードとショートのこと)の2選手で7本のヒットが出ました。
6回裏
ツーアウト。
バッターが放った打球は3塁へ。
サード工藤は打球によくおいついたが送球がそれた。
バッターランナーが二塁を狙うも、送球が早くアウトでゲームセット。
10年連続13回目の北海道大会出場を達成しました。おめでとうございます。
北海道大会は10月6日から札幌円山球場、麻生球場で行なわれる予定です。
(どうか良い組み合わせになりますように。)
ちなみに、昨秋全道はベスト4でした。
この試合に向け、後輩のため全力投球で打撃投手を務めたという夏のエース、齋藤敦哉君(3年)は、「打線の援護に自分も貢献できたと思う。」と後輩の活躍をうれしそうに話してくれた。
多くの3年生が応援にかけつける姿が印象的であったこの大会。
秋全道ベスト4,春全道ベスト4(いづれも北北海道の高校では最上位)、そして夏、優勝候補にあげられながら北大会一回戦で涙を呑んだ3年生達。
齋藤投手も最後の夏、北大会でわずか1回2/3がまさかの最終登板だった。甲子園を目指した夏の背番号1の打撃投手としてのナイスピッチングが勝因の一つだったのかもしれない。
最後までお読みいただきありがとうございます。
これからも白樺学園に、温かい応援よろしくお願い致します。
(荘司)