あふれ出す感動の涙〜第54回卒業式
昨日白樺学園(平井弘幸校長)の第54回卒業式がしめやかに行なわれ、歓喜の涙とともに130名が学園を巣立ちました。平井弘幸校長になって初めての卒業式でした。
式では送辞を進学・教養コース2年で生徒会長の高道雅大君(芽室中学校出身)が、答辞を同コース3年生で前生徒会長の伊藤匡騎君(帯広第八中出身)が卒業生を代表し真心を込めて読み上げた。
<記事は続きます。直接聞き取った感動の答辞も載せました。1700文字越えの長文記事ですが最後までぜひ読んでください。>
伊藤君の答辞は自分の言葉で生き生きと綴られ5分をはるかに越えた大作、指導を担当した伊藤恭子先生は「ほぼ匡騎(まさき)の原文をいじらなかった。少し日本語を直す程度。長さも思い同様あふれる位あったけれど、そのままいくことにしたけど彼の人間性がでていてとても良かった。」と嬉しそうに感想を話してくれた。
送辞の高道君の感想も聞いてみました。在校生にとってとても参考になると思いますので一読ください。
送辞を読む高道生徒会長
「挨拶はとても緊張しました。送辞を通じてもっと文章を上手にかけるようになりたいと強く思いました。指導いただいた齊藤先生(国語科教諭、進路指導部長)からも将来に生かせる良い経験だと言われました。来年は答辞になりますが、あんなに凄いのはできるか今はまだ自信がありません。伊藤先輩は学校での出来事、行事のことなど良く見ていたり、仲間がたくさんいたので素晴らしい文書を書けたのだと思う。自分もそうなれるよう今から頑張りたい。」
写真を撮っていたため私が記録できたのは後半部分のみでしたが
伊藤匡騎君の答辞を聞き取りながら抜粋してみましたので、記憶の新しいうちに読んでみてください。
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夢はあきらめなければ必ずかなうと思います
まだ私たちははじまったばかりです。
やりたいことや学びたいことは
熱い思いや気持ちがあれば
いくつになってもできると思います。
自分の手でつかんだ進学や就職に
胸をはって進んでいきましょう。
在校生の皆さん
高校生活はほんとに長いようでとても短いです。
何気なくすごすとさらにあっというまです。
毎日を大切にすごすことができれば有意義なものになります。
少しでも頭の隅に置いといてください。
3年間あふれてしまうほどの思い出をつくることができたのも
とうさんやかあさんが一生懸命働いて
私たちを・・・学校に通わせてくれたおかげです。
けして・・・楽なものではなかったおもいます。
就職したときには
親孝行を、恩返しを、絶対します!
先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです!
今思い返せば
すべてが愛のムチです。
大切なものを学ばせていただきました
辛い日々の練習も
甘えては行けないこと、協力して目標にむかって努力すること
数えあげれば切りがないくらいです。
ありがとうございました。
いつもとなりにいた仲間たちに感謝です。
厳しい部活の練習の日々も何度もやめそうになったとき
支えてくれたからこそ今があることを
一人ではやってこれなかったことを
心にきざんでこれからも生きて行きましょう。
今日人生で・・・今日・・・一度きりの高校生活が終わります。
かけがいのない時間を胸に
大きな器(うつわ)をもった大きな人間になっていきたいとおもいます。
そして社会ににでても白樺生としての誇りをわすれず
人の痛みのわかる思いやりのある人間になれるよう努力し
頑張ります。
白樺学園高等学校の更なる発展とみなさまの幸せを祈り
答辞とさせていただきます。
(答辞の口調から自分の普段の口調になる)
「おかあさん 3年間かよわせてくれてありがとう。」
「3年生のみんな(涙)軽音同好会のみなさん!3年間まじでたのしかったです。ありがとうございます!」
(溢れる涙、口調を元ににもどしつつ)
「2014年3月1日 卒業生代表 伊藤匡騎(まさき)」
(大きな大きな拍手が自然に沸き起きた)
「伊藤会長」の真心とともに生徒の思いが伝わる卒業生を代表しての挨拶は多くの人の心を動かしていた。生徒会長としてばかりでなく、軽音楽同好会を作り上げて行った彼の素晴らしさは私の知ることばかりでなくいろいろあるはずですが、私に「思い出を(見える)形にしてくれてありがとうございます。」と言ってくれたことが今でも忘れられない。それは写真部・パソコン部の顧問そして入試広報部として写真やスライド、掲示物作成や記事の執筆をしてきた私のことをよく考えてくれた言葉だった。
卒業式の日についてまた続きも書く予定ですが少々お時間をください。在校生の皆さん4日から期末考査がはじまります!勉強やるしかないよね。(荘司)